テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は29日、男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク85位の
D・ラヨビッチ(セルビア)を7-6 (8-6), 6-2, 6-2のストレートで下して初戦突破を果たした第1シードの
R・ナダル(スペイン)が、屋根が閉められたセンターコートでの戦いにについて「正直なところ、ちょっとうるさ過ぎた」と、会見で明かした。
>>全米OP対戦表<<この日、雨による悪天候でほとんどの試合が順延となり、開閉式の屋根が装備されているセンターコートのアーサー・アッシュ・スタジアムのみ試合が行われた。
会見でナダルは「エネルギーと観客からの声援は本当に大きかった。それを楽しんでいたし、この大会やコートには忘れられない思い出がある。エネルギーが他の大会とは違うから。同時に、屋根の下ではうるさ過ぎたのは事実。相手がボールを打ってもその音が聞こえなかった」と、苦言を呈した。
試合については「序盤は難しかった。多少の緊張があった。毎日高いレベルで練習をしていたが、今日はそのレベルのプレーが出せなかった。でも大切なのは勝てたということ。また次の試合まで1日練習ができる。そしてより良いプレーをするチャンスがまたある。初戦というのは緊張するものだから、勝てたことが重要。これから更にプレーのレベルを上げたい」と次戦へ意気込みを語っていた。
「今年はここまでとても満足しているし、今はシーズン最後の最も大切な大会にいる。そこで最高のプレーをすることに興奮している」と話したナダルは、続く2回戦で世界ランク121位の
ダニエル太郎とワイルドカードで出場の
T・ポール(アメリカ)の勝者と対戦する。
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