男子テニスで世界ランク2位の
R・ナダル(スペイン)は14日に自身のフェイスブックを更新し、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)に向けて休養をとるため、19日に開幕するAEGON選手権(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)を欠場することを発表した。
>>フェデラーらメルセデス対戦表<<冒頭で「来週のAEGON選手権でプレーすることができなくなってしまい、本当に申し訳ない」と綴ったナダル。
続けて「AEGON選手権のことがとても好きだし、2008年には優勝もしている。ウィンブルドンで決勝に進出したときは、毎回直前にAEGON選手権に出場していたし、今回の決断はとても悲しい」と苦渋の決断を下したことを明かした。
ナダルはこれまで、AEGON選手権に6度出場しており、4度ベスト8に進出。2008年には、
N・ジョコビッチ(セルビア)をストレートで下して初タイトルを獲得した。
前週まで行われていた、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)では、1セットも落とさずに決勝に進出。決勝では2015年大会覇者の
S・ワウリンカ(スイス)を圧倒し、史上最多10度目の優勝を飾った。さらに、今回の勝利で四大大会の優勝回数が15となり、単独2位に躍り出た。
今年のクレーシーズンで圧倒的な強さを誇示したナダルは「数日間の休養の後に復帰したかったが、31歳という歳もあり、長いクレーシーズンを感動的なローランギャロスで終え、チームやドクターと話し合った結果、ウィンブルドンに出場するには僕の身体は休養が必要だと判断した」と欠場の理由を説明。
最後に「イギリスのファン、大会関係者の皆さん、ごめんなさい。来年のこの大会で会えることを願っている」と締めくくった。
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