8月28日に今年最後のグランドスラム、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)が開幕する。
今大会の大本命は、
R・フェデラー(スイス)と
R・ナダル(スペイン)の2選手だろう。今季は、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)とウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)をフェデラーが、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)をナダルが制しており、ここまでのグランドスラム3大会をこの2人が独占している。
本来、優勝が期待されるであろう
錦織圭、
N・ジョコビッチ(セルビア)、
S・ワウリンカ(スイス)の3選手は故障のために全米オープンを含む今季残り全試合欠場を発表。更に今週に入って世界ランク11位の
M・ラオニッチ(カナダ)も今大会欠場を発表した。
今季序盤から不調に陥っている
A・マレー(英国)やウィンブルドンで準優勝を飾った
M・チリッチ(クロアチア)も故障に悩まされて前哨戦を欠場しており、全米オープンに向けて不安を残している。
今季のテニス界はツアースケジュールの過密日程などを理由に、故障や欠場といったのネガティブな話題が多くなっている。しかし、その中でも
A・ズベレフ(ドイツ)、
N・キリオス(オーストラリア)、
D・ティーム(オーストリア)ら若手選手の台頭は明るい材料の1つ。
ズベレフは、前週のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)などマスターズ2大会でタイトルを獲得している。ティームはクレーシーズンで好調をキープして2大会で準優勝を飾り、全仏オープンではベスト4に進出。キリオスはW&Sオープンでマスターズ初の決勝進出を果たした。
さらに、トップ30に位置している
J・イズナー(アメリカ)、
J・ソック(アメリカ)、
S・クエリー(アメリカ)ら地元選手の活躍からも目が離せない。
日本勢では、錦織と
西岡良仁が怪我でツアーを離れているが、
杉田祐一が快進撃を見せている。7月のアンタルヤ・オープン(トルコ/アンタルヤ、芝、ATP250)でツアー初優勝。前週のW&Sオープンではマスターズ初のベスト8進出を果たすなど好調をキープしており、全米オープンでの活躍に期待がかかる。
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