男子テニスのW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)は20日、シングルス決勝戦が行われ、第7シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)が世界ランク23位の
N・キリオス(オーストラリア)を6-3, 7-5のストレートで破り、グランドスラムに次ぐグレードの「ATPマスターズ1000」で念願の初優勝を飾った。
>>杉田らウィンストンOP対戦表<<>>杉田 初戦1ポイント速報<<この日、ディミトロフはファーストサービスが入った時に85パーセントと高い確率でポイントを獲得。キリオスに与えた2本のブレークポイントを全てしのぎ、2度のブレークに成功したディミトロフは、観客の声援を一身に浴びて攻め続け、1時間25分で勝利を手にした。
26歳のディミトロフは、ジュニア時代からプレースタイルが
R・フェデラー(スイス)に似ていることから「ベビー・フェデラー」とニックネームが付けられ、注目されていた。
2008年にプロへ転向してからツアー7大会でタイトルを獲得し、2014年8月には世界ランキングで自己最高の8位を記録。しかし、その後は不振に陥り早期敗退が続く苦しい時期を送っていた。
今シーズンは序盤の2大会で優勝を飾り、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)ではベスト4進出を果たすなど好調をキープしていたが、以降は5大会で初戦敗退を喫していた。
今大会は、初戦の2回戦で
F・ロペス(スペイン)、3回戦で
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)、準々決勝で
杉田祐一、準決勝で第14シードの
J・イズナー(アメリカ)、そして決勝でキリオスと全試合ストレート勝利でのタイトル獲得となった。
今大会は
A・マレー(英国)、フェデラー、
錦織圭らトップ10から7選手が怪我で欠場を余儀なくされていた。
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