男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は11日、シングルス3回戦が行われ、第6シードの
錦織圭が元世界ランク3位の
D・フェレール(スペイン)を6-4, 6-3のストレートで下し、5年連続のベスト8進出を果たした。
>>錦織 準々決勝 1ポイント速報<<>>錦織らマドリッドOP対戦表<<この試合の第1セット、第1ゲームでブレークする好スタートを切った錦織は、バックハンドを中心としたストロークでフェレールを左右に走らせて試合の主導権を握る。ドロップショットなどを織り交ぜた多彩な攻撃を展開し、第5ゲームで再びブレークに成功。直後の第6ゲームでブレークバックを許したが、リードを守りこのセットを先取する。
続く第2セット、依然として試合の主導権を握る錦織が第5ゲームで先にブレークに成功。その後もさらにギアを上げてクレーコートを得意とするフェレールを振り切り、危なげなく勝利を手にした。
準々決勝では、第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と世界ランク38位の
F・ロペス(スペイン)の勝者と対戦する。
錦織は、初戦の2回戦で世界ランク40位の
D・シュワルツマン(アルゼンチン)と対戦。第1セットを落とす苦しい立ち上がりとなったが、第2セット以降は徐々にギアをあげて1-6, 6-0, 6-4の逆転で勝利し、右手首の怪我からの復帰戦を白星で飾った。
ムチュア・マドリッド・オープンには、今年で5年連続6度目の出場。2014年には準優勝を飾り、2015・2016年は2年連続でベスト4へ進出している。
今大会はボトムハーフに位置しており、上位シード勢が順当に勝ち進んだ場合、準決勝で第4シードの
R・ナダル(スペイン)と対戦する組み合わせ。ジョコビッチとナダルは苦戦しながらも初戦突破を決めたが、第3シードの
S・ワウリンカ(スイス)と第7シードの
M・チリッチ(クロアチア)は初戦の2回戦で姿を消している。
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