男子テニスツアーの南フランスオープン(フランス/モンペリエ、ハード、ATP250)は7日、シングルス1回戦が行われ、世界ランキング43位の
B・ペール(フランス)が同51位の
K・カチャノフ(ロシア)を7-6 (7-4), 6-4のストレートで下し、2回戦進出を果たした。
この試合、10本のサービスエースを決めたペールは、カチャノフのサービスゲームを3度破って1時間18分で勝利した。
2回戦では、第5シードの
F・ロペス(スペイン)と
J・ベネトー(フランス)の勝者と対戦する。
27歳のペールは、2015年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)と楽天ジャパン・オープン(東京/有明コロシアム、ハード、ATP500)で
錦織圭を破ったことで一躍脚光を浴びた。
2015年のスキースター・スウェーディッシュ・オープン(スウェーデン/バスタッド、レッドクレー、ATP250)でツアー初優勝を飾り、2016年1月には自己最高の世界ランク18位を記録した。195センチと長身だが、スピンの効いた高い弾道のフォアハンドと強力なバックハンドの緩急を使ったテニスが持ち味。
今季開幕戦のエアセル・チェンナイ・オープン(インド/チェンナイ、ハード、ATP250)ではベスト4入り、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では3回戦進出を果たした。
一方、敗れたカチャノフは、現在20歳の期待の若手選手。予選から勝ち上がった昨年の全米オープンでは、2回戦で錦織から1セット奪うなどの健闘を見せた。また、昨年の成都オープン(中国/成都、ハード、ATP250)ではツアー大会初優勝を飾っていた。
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