テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は21日、男子シングルス3回戦が行われ、第9シードの
R・ナダル(スペイン)が第24シードで19歳の
A・ズベレフ(ドイツ)との激闘を4-6, 6-3, 6-7 (5-7), 6-3, 6-2のフルセットで制し、辛くも2年ぶり10度目のベスト16進出を果たした。
>>錦織vsフェデラー 1ポイント速報<<>>全豪OP 対戦表<<この日、第2ゲームで早くもブレークを許したナダルは第1セットを落とすも、続く第2セットでは元世界ランク1位の力を発揮してセットカウント1-1に。
第3セットは接戦となりタイブレークに突入。どちらも譲らず、スーパープレーが繰り出される中、ズベレフに隙をつかれてこのセットを落とし、崖っぷちに立たされるも、第4セットを取り返して勝敗はファイナルセットへ。
その後、ファイナルセットでも両者一歩も譲らない白熱した試合を展開。第5ゲーム途中で30本超えのロングラリー後にズベレフが足に違和感を感じ、ゲーム終了後にはドクターを呼ぶ場面も。
心身ともに疲労が溜まる中、最後はナダルがフィジカルの強さを見せ、勝利を手にした。
4回戦では、第6シードの
G・モンフィス(フランス)と第32シードの
P・コールシュライバー(ドイツ)の勝者と対戦する。
今大会、ナダルは1回戦で世界ランク49位の
F・マイヤー(ドイツ)、2回戦で世界ランク36位の
M・バグダティス(キプロス)をいずれもストレートで下しての勝ち上がり。
2009年の全豪オープン決勝で
R・フェデラー(スイス)を下してタイトルを獲得しており、2012・2014年にも決勝へ進出。昨年の全豪オープンでは1回戦で
F・ベルダスコ(スペイン)に敗れて初の初戦敗退を喫した。
昨年は6月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)3回戦で痛めた左手首の故障に悩まされ、手首の怪我が完治していないことを理由に10月でシーズンを終了。
今季の開幕戦のブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)で公式戦の復帰を果たした。
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