女子テニスの東レ パン パシフィック オープンテニス(東京/有明コロシアム、ハード、WTAプレミア)は22日、「ヨネックス presents クルム伊達 公子 プロ スペシャルトークショー」を開催し、復帰を目指す
クルム伊達公子(日本)が登場。さらに世界ランク76位の
日比野菜緒(日本)も加わり、今後のビジョンや使用するラケットについて語った。
今年、膝の手術を行ったクルム伊達。その後は、車いすや松葉杖を使ってテニスをしており、その様子はフェイスブックなどにアップしていた。
「指の先まで筋肉痛になった」と当時を振り返り、復帰については「毎日リハビリをやってますが、実際にコートへ入るのは違う。自分の中で納得いくまでやるのが1番。やめるのは考えにないです」と述べた。
また、ヨネックスの
S-FIT ラディアを使用するクルム伊達は、インタビュアーの坂本正秀氏から現代のラケットについて聞かれ「ラケット自体が大きく進化している。私は木のラケットで育った時代。」と話し、「8年前に復帰した時にもラケットの進化を感じた。色々試した結果、重さを加えることでコントロール力が増した」と、こだわりについても語った。
クルム伊達公子
ヨネックスの
V CORE SV100を使用する日比野は、クルム伊達のラケットを握った瞬間に「重い!(笑)」とリアクション。
さらに「昨日、占いに行ったら、あなたは38歳くらいでパワーアップすると言われた。それを聞いた時に、私は伊達さんを超えられるのかなと思いました」と笑顔で話した。
日比野菜緒
最後に「今年は4つのグランドスラムを経験して、あそこで戦いたいという気持ちが強くなった」と述べ、来年は今年達成出来なかった四大大会初勝利と、更なる飛躍を狙う。
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