男子テニスのマイアミ・オープン男子(アメリカ/ マイアミ、ハード)は30日、シングルス準々決勝が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と第15シードの
D・ゴファン(ベルギー)がベスト4進出を決めた。ボトムハーフ(対戦表の下半分)に位置する第6シードの
錦織圭が順当に勝ち進んだ場合、マスターズ初優勝に立ちはだかるのはジョコビッチの確率が高い。
>>マイアミ・オープン 対戦表<<準々決勝、ジョコビッチは第7シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)、ゴファンは第18シードの
G・シモン(フランス)を下して準決勝へ駒を進めた。
ジョコビッチは、今大会で優勝すると通算28度目のタイトル獲得となり、
R・ナダル(スペイン)の持つマスターズ最多優勝記録を更新、更に大会3連覇と6度目のタイトル獲得となる。
ボトムハーフに位置する日本のエース錦織は、準々決勝で第16シードの
G・モンフィス(フランス)と対戦する。両者は今回が2度目の対戦で、2014年のゲリー・ウェバー・オープンでは錦織が勝利している。
両者の試合は、日本時間4月1日の4時(現地31日の15時)以降に試合開始予定。
錦織はマスターズ大会で未だタイトル獲得には至っておらず、今季の目標にマスターズ初優勝を掲げている。
今大会は第3シードの
R・フェデラー(スイス)が胃のウイルス性疾患にかかり棄権。第4シードの
S・ワウリンカ(スイス)、第5シードのナダルは初戦敗退の波乱に見舞われ、更に第2シードの
A・マレー(英国)が3回戦で敗れたため、トップ5シードの内4選手が早期で姿を消した。
錦織にとっては有利な状況となったが、決勝まで勝ち進んだ場合、初優勝の前に立ちはだかるのは王者ジョコビッチの可能性が高い。
錦織とジョコビッチの対戦成績は、錦織から2勝6敗。直近は今年の全豪オープン準々決勝で、その時は錦織が完敗を喫した。2014年の全米オープン準決勝で勝利して以来、ジョコビッチに5連敗している。
しかし、錦織にとっても相性の良い大会であるマイアミ・オープン、決勝まで勝ち進めば初優勝も狙える。
■関連ニュース■
・ジョコ 錦織は「過去最高」・錦織ジョコ並み 人気急上昇・ジョコ リターンをポケットイン