フランスの元スポーツ振興大臣は11日、2012年から2013年にかけて男子テニスで元世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)が約7カ月にわたってツアー離脱をしたのはドーピング違反を犯したからだとする主張を述べており、スペイン政府とスペインのオリンピック委員会はそれに対して反論していた。
フランスの元スポーツ振興大臣であるR・バシェロ氏は、フランスのテレビで2012年にナダルが7カ月のツアー離脱をしたのは「恐らくドーピングの陽性反応が出たためだ。」と語っていた。
スペインのオリンピック委員会はそれに対して声明を出し、ナダルについて「数えきれないほどのドーピング検査を受けてきており、しかも彼(ナダル)の長きにわたる選手生活でその全てをクリアしてきた。」と主張した。
スペインのM・カルデナル議長はバシェロ氏の発言を「最も重要なアスリートの1人であるナダルのキャリアを中傷するものである。」としている。
ナダルのコーチで伯父のトニー氏は、バシェロ氏を「愚かな者」だとスペインのメディアを通して伝えた。
バシェロ氏の今回の発言は、
M・シャラポワ(ロシア)の禁止薬物陽性反応の発表に端を発している。
(STATS - AP)
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