男子テニスツアーのドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権男子(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード)は26日、シングルス準決勝が行われ、元世界ランク8位の
M・バグダティス(キプロス)が第6シードの
F・ロペス(スペイン)を3-6, 7-6 (7-1), 6-1の逆転で下し、今季初の決勝進出を決めた。
この試合、第1セットを落としたバグダティスは、第2セットに入ると序盤で3ゲーム連取に成功する。その後はタイブレークの末にセットカウント1-1とする。ファイナルセットではバグダティスの勢いがさらに加速し、ロペスの横を抜くパッシングショットを決めるなどで会場を沸かせた。最後はロペスのボレーがネットにかかり、2時間1分でゲームセットとなった。
決勝では第2シードの
S・ワウリンカ(スイス)と対戦する。ワウリンカとは過去に5度対戦し、バグダティスは5連敗している。
現在30歳のバグダティスはキャリア通算4大会で優勝しており、世界ランキングの自己最高位は2006年の8位。グランドスラムでは2006年の全豪オープンで準優勝を飾っており、その時はノーシードから
A・ロディック(アメリカ)、
I・リュビチッチ(クロアチア)、
D・ナルバンディアン(アルゼンチン)ら強豪を次々と破る快進撃を見せた。
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