男子テニスツアーのメンフィス・オープン(アメリカ/メンフィス、ハード)は14日、シングルス決勝戦が行われ、世界ランク7位で第1シードの
錦織圭が主催者推薦で出場の18歳
T・フリッツ(アメリカ)を6-4, 6-4のストレートで下し、前人未到の4連覇を達成した。さらにオープン化以降、同一大会で4連覇を果たした7人目の快挙となった。
>>メンフィス・オープン 対戦表<<決勝戦、錦織は序盤から攻撃的なプレーで攻めてきたフリッツに第2ゲームでブレークを許し、ゲームカウント0-3に。しかし、すぐに立て直して第5ゲームでブレークバックに成功すると、緩急をつけたショットで試合を組み立て、第9ゲームで錦織が2度目のブレークに成功しこのセットを先取する。
その後、第2セットでも主導権を握った錦織は、正確なストロークでフリッツを圧倒し勝利を手にした。
今回のタイトル獲得は錦織にとって今季初・キャリア通算11勝目となった。
昨年の同大会決勝で
K・アンダーソン(南アフリカ)にストレートで勝利し、自身初・大会史上初の3連覇を達成した錦織。今回は前人未到の4連覇に挑み、見事達成した。
オープン化(プロ解禁)以降、同一大会で4連覇を成し遂げたのは錦織で7人目の快挙となる。現役では、BIG4である
N・ジョコビッチ(セルビア)、
R・フェデラー(スイス)、
R・ナダル(スペイン)の3選手のみ。歴代最多連覇は、ナダルのモンテカルロ・マスターズ8連覇。
今シーズン、錦織は開幕戦であるブリスベン国際で4年連続のベスト4進出を逃すも、全豪オープンでは2年連続3度目の8強入りを果たした。
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