4日まで行われたテニス国際大会「Coca-Cola INTERNATIONAL PREMIER TENNIS LEAGUE(コカ・コーラ インターナショナル・プレミア・テニス・リーグ)」(通称IPTL)の日本ラウンド(日本/神戸、ハード)でジャパン・ウォリアーズに所属する元世界ランク1位の
M・サフィン(ロシア)は観客を魅了するプレーで神戸を沸かせた。
>>IPTL オフィシャル・カードセット発売開始!<<現役時代にはラケットを折るなど怒りを露わにするシーンが度々見られたサフィンは、ユーモア溢れる選手でも有名。日本ラウンドの最終日である4日には
奈良くるみをお姫様抱っこして登場、試合後には
M・シャラポワ(ロシア)にいたずらをするなど、色男ぶりも見せていた。
奈良はサフィンについて「会うまでは怖いイメージがあったけど、すごく優しくしてくれた。」と話していた。
世界ランキングでは1位に上り詰めたサフィンは、グランドスラムで2000年の全米オープンと2005年の全豪オープンで優勝した実績を持つ。芸術的なバックハンドと強烈なサービスが武器で、
R・フェデラー(スイス)らを幾度となく苦しめてきた。そして2009年のパリ・マスターズで現役を引退し、最後の対戦相手は
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)だった。
また、ジャパン・ウォリアーズの
錦織圭については「非常に才能ある選手であることは間違いない。ただ、もっと成長出来る。特にサーブはもっと改善していく必要があるように感じる。そこを改善出来れば、グランドスラムで優勝する可能性は十分あると思う。」と期待を寄せていた。
現在サフィンはフィリピンのIPTLに参戦しており、シンガポール・スラマーズ戦では
C・モヤ(スペイン)に4-6で敗れている。
IPTLでは1試合6ゲーム先取の特殊なルールで行われる。ゲームカウント5-5になった際はシュートアウト(7点先取のタイブレーク方式)を適用。男女シングルス、男子ダブルス、ミックスダブルス、男子レジェンドシングルスの1セットマッチを行い、5試合の獲得ゲーム数が多いチームの勝利となる。
ゲーム獲得数によって順位が決定し、5節を終え獲得ゲーム数が高い上位2チームが決勝で優勝を争う。
IPTLは日本から始まり、フィリピン、インド、アラブ首長国連邦、シンガポールへと会場を移し、12月20日まで行われる。また、WOWOWではIPTLの全日程を生放送する。
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