男子テニスツアーの最終戦であるATPワールド・ツアーファイナル(イギリス/ロンドン、ハード)は20日、グループ・イリ ナスターゼの予選ラウンドロビンが行われ、第5シードの
R・ナダル(スペイン)が第7シードの
D・フェレール(スペイン)を6-7 (2-7), 6-3, 6-4の逆転で下し、3戦全勝で決勝トーナメント進出を決めた。
>>ツアーファイナル組合せ表<<既に準決勝進出を決めていたナダルは、第1セット序盤で3ゲームを連取する好スタートを切るが、その後はフェレールに4ゲーム連取を許してしまう。タイブレークではダブルフォルトなどのミスを犯してしまい、このセットを落とす。
第2セットはサービスキープが続く中、ナダルが第8ゲームでブレークに成功し、セットカウント1-1とする。
ファイナルセットは第9・10ゲームを連取、最後はボレーを決めてゲームセットとなった。
両者は今回が30度目の対戦、ナダルは対フェレール戦を24勝6敗と更にリードを広げた。
同日の予選ラウンドロビンでは、ベスト4残り1枠をかけて、第2シードの
A・マレー(英国)と第4シードの
S・ワウリンカ(スイス)が対戦する。
ナダルは準決勝でグループ・スタン スミス2位通過で第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。両者は通算46度目の顔合わせで、対戦成績はナダルから23勝22敗と勝ち越している。
今回でナダルはツアーファイナル5度目の決勝トーナメント進出となった。これまで2度の決勝進出を果たしているが、2010年は
R・フェデラー(スイス)、2013年はジョコビッチに阻まれ準優勝に終わっている。
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