男子テニスツアーのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード)は6日、シングルス準々決勝が行われ、第4シードの
S・ワウリンカ(スイス)が第7シードの
R・ナダル(スペイン)に7-6 (10-8), 7-6 (9-7)と2時間20分の激闘の末に勝利し、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が待つ準決勝に駒を進めた。
>>パリ・マスターズ対戦表<<両者は今回が16度目の対戦で、ワウリンカはナダルとの対戦成績を3勝13敗とした。直近の対戦は先日の上海マスターズ準々決勝で、その時はワウリンカが完敗していたが、今回はリベンジに成功してナダルから3勝目をあげた。
ワウリンカは、試合を通して42本の凡ミスを犯すも37本のウィナーを決め、第1・2セット共にナダルのセットポイントをしのいでの勝利となった。
この試合、第1セットの第1ゲームでナダルにブレークを許したワウリンカ。しかし、第9ゲームではナダルにセットポイントを与えてしまうも、それをしのいでナダルのサービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲームでワウリンカがブレークバックに成功。その後タイブレークを制し、このセットを先取する。
続く第2セット、序盤は両者サービスゲームが続く中、第7ゲームでナダルがダブルフォルトを犯し、ワウリンカがブレークに成功。しかし、第10ゲームでナダルにブレークバックを許してしまう。
この試合2度目のタイブレークでは、ナダルにポイントリードをされてセットポイントも与えてしまうも、ロングラリーを制してしのいだワウリンカが、最後は前に出てきたナダルの横を抜くパッシングショットを決めて勝利を手にした。
準決勝ではジョコビッチと対戦する。
両者は過去に22度対戦しており、対戦成績はワウリンカから4勝18敗。ワウリンカが最後にジョコビッチに勝利したのは今年の全仏オープン決勝で、その後はシンシナティでストレートで敗れている。
一方、敗れたナダルは過去同大会では2007年に準優勝しているが、未だタイトルは獲得しておらず、今回は大会初で今季初のマスターズでのタイトル獲得を狙うもワウリンカに敗れることとなった。
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