男子テニスツアーの楽天ジャパン・オープン(日本/東京、ハード)は8日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク32位の
B・ペール(フランス)が元世界ランク8位の
M・バグダティス(キプロス)に6-3, 2-6, 7-5のフルセットで勝利し、ベスト8進出を果たした。
>>楽天OP対戦表<<この試合、第1セットを先取したペールは、続く第2セットでも1度のブレークに成功するもバグダティスにそれを上回る3度のブレークを許して勝敗はファイナルセットへもつれ込む。
第3セット、第1ゲームで早くもブレークに成功したペールであったが、第3ゲームでバグダティスにブレークバックを許しサービスキープが続く展開に。両者一歩も譲らない接戦を繰り広げるも、第11ゲームでペールがブレークに成功。最後はラブゲームでサービスキープし1時間47分で勝利を手にした。
準々決勝では、
N・キリオス(オーストラリア)と対戦する。キリオスは同日の2回戦で
R・バウティスタ=アグ(スペイン)を下しての勝ち上がり。
両者は今回で3度目の対戦となり、ペールは対バグダティスを2勝1敗と勝ち越した。
元世界ランク24位のペールは今大会、1回戦で第8シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)をフルセットを末に下して2回戦へ駒を進めた。
怪我により一時ツアーから離れており、今年は下部大会のチャレンジャーなどに出場する中、7月のスウェーデン大会ではツアー初のタイトルを獲得。
今年の全米オープンでは、1回戦で昨年準優勝を飾っていた
錦織圭(日本)をフルセットの末に破る金星をあげ、グランドスラム初の4回戦進出を果たした。今回勝ち進むと、準決勝で錦織と対戦する可能性がある。
一方、敗れた世界ランク49位のバグダティスは、今大会1回戦で
F・ベルダスコ(スペイン)を下しての勝ち上がり。2010年シドニー大会以来タイトルから遠ざかっており、今大会では5年ぶりのタイトル獲得を目指すも、2回戦で姿を消すことになった。
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