男子テニスツアーの楽天ジャパン・オープン(日本/東京、ハード)は6日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク32位の
B・ペール(フランス)が第8シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)を6-4, 3-6, 6-1のフルセットで下し、2回戦へ駒を進めた。
>>楽天OP対戦表<<この試合、第1セットの第1ゲームからブレークに成功したペールは、得意のバックハンドでウィナーを決めて勢いをつけこのセットを先取。しかし、第2セットではディミトロフに押されて1度もブレークチャンスを掴めないまま1セットオールとなる。
その後、第3セットの第2ゲームでブレークに成功したペール。試合を通してトータルで11本のサービスエースを決め、ファーストサービスが入った46本中39本をポイントに繋げて1時間33分で勝利した。
両者は今回が3度目の対戦で、ペールが勝利したことで対戦成績を2勝1と勝ち越した。
2回戦では、
M・バグダティス(キプロス)と対戦する。
怪我により一時ツアーから離れていた元世界ランク24位のペール。今年は下部大会のチャレンジャーなどに出場する中、7月のスウェーデン大会でツアー初のタイトルを獲得した。
全米オープンでは、1回戦で昨年準優勝を飾っていた
錦織圭(日本)をフルセットの末に破る金星をあげ、グランドスラム初の4回戦進出を果たした。
一方、敗れた元世界ランク8位のディミトロフはこれまでキャリア3勝をあげているが、今年はタイトル獲得に至っておらず苦しいシーズンとなっている。今年7月にはロジャー・ラシード氏とのコーチ契約を解消した。
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