男子テニスツアーの楽天ジャパン・オープン(日本/東京、ハード)は本戦初日の5日、シングルス1回戦が行われ、期待の18歳
B・コリッチ(クロアチア)を2-6, 6-1, 6-2の逆転で下した昨年覇者で第2シードの
錦織圭(日本)が試合後のオンコートインタビューで、初戦の振り返りと2回戦の
S・クエリー(アメリカ)について語った。
>>楽天OP対戦表<<WOWOWの中継で、試合後に錦織は「まずはしっかり勝てて嬉しい。」と率直な気持ちを述べた。
第1セット、コリッチの勢いに押されて第1ゲームから4ゲーム連取を許した錦織は「最初は攻め急いだのもあって、相手がすごくしつこいというか、良いプレーをミスなくしていたので、なかなか攻めきれない部分があった。」と振り返っていた。
しかし「セカンドセットから少し落ち着いてプレー出来たので、良いスコアで勝てたと思います。」と話すように、第2セットから徐々に調子を上げてきた錦織はフォアハンドのウィナーやドロップショットなど多彩なプレーでコリッチを圧倒。
「自分が悪いのは分かっていたので、しっかり修正出来れば2セット目で勝つチャンスはあると思ってプレーしていたので、1セット目のことは忘れてプレー出来ました。」と話していた。
試合を通してファーストサービスの確率が48パーセントだった錦織は自身のサービスゲームでなかなかペースを作れなかったが、第2セットの第2ゲームでこの試合初のブレークに成功して勢いに乗り、トータルで6本のサービスエースを決めて勝利を手にした。
2回戦では、世界ランク50位のクエリーと対戦する。「彼はビッグサーバーでフォアとサーブがとても良いので、それにしっかり注意して準備をしてから臨みたいと思います。」とクエリーについて話していた。
「初日からこんなにたくさんのお客さんの中でプレー出来るのはとても幸せだった。1つ駒をしっかり進められたので、またしっかり良いプレーをして、たくさんのお客さんに良いテニスを見せていけたらいいなと思います。」と語ったように、本戦初日から錦織の応援に会場を埋め尽くすほど多くの観客が駆けつけていた。
(引用元WOWOW)
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