31日から開幕するテニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)に、来年1月の全豪オープンで引退を表明している元世界ランク1位の
L・ヒューイット(オーストラリア)が最後の全米オープンに挑む。
>>全米オープン対戦表<<大きなテイクバックからのフォアハンドと俊敏なフットワークを武器に2001年の全米オープン決勝で
P・サンプラス(アメリカ)をストレートで破り、グランドスラム初優勝を飾ったヒューイット。その年の11月には世界ランキングで1位の座を手にし、男子テニス界の中心となる。
2002年にはウィンブルドンで四大大会2勝目をあげた。しかし、翌年のウィンブルドンでは1回戦で
I・カルロビッチ(クロアチア)に敗れる波乱に見舞われ、そこから一時苦しむ時期が続き、世界ランク1位の座を手放してしまう。
再起をかけ、ヒューイットは2004年の全米オープンで3年ぶりの決勝進出を果たす。決勝では
R・フェデラー(スイス)にストレートで敗れるも、ここからヒューイットは復活する。
2005年には全豪オープンで準優勝を飾り、その後も各大会で上位進出するなど、これまでキャリア通算30勝をあげた。
ヒューイットにとって全米オープンはグランドスラム初優勝を飾り、復活した地でもある。
全米オープンで最後の戦いに挑むヒューイットは、1回戦で
A・ネドビエソッフ(カザフスタン)と対戦する。初戦突破した場合、2回戦では第24シードで同胞の
B・トミック(オーストラリア)と顔を合わせる組合せ。
元王者ヒューイットがニューヨークで最後どんな戦いをみせてくれるかに注目が集まる。
また元世界ランク7位の
M・フィッシュ(アメリカ)は今大会を最後に引退、
J・ニエミネン(フィンランド)は今季限りで引退すると表明している。
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