31日から開幕するテニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)に第4シードで出場する
錦織圭(日本)は、強豪がひしめくブロックのトップハーフ下半分に位置している。
>>全米オープン対戦表<<1回戦では過去2連勝している世界ランク41位の
B・ペール(フランス)と対戦する。
今年7月のスウェーデン大会でツアー初優勝を飾っているペールはバックハンドの強打が特徴で、身長196センチから放つサービスは強烈。また、ドロップショットも得意としている。
錦織とペールの勝者は、
R・シュティエパネック(チェコ共和国)と
M・イルハン(トルコ)の勝者と2回戦で対戦する。
上位シード勢が勝ち進んだ場合、3回戦で第26シードの
T・ロブレド(スペイン)と対戦する組み合わせとなっているが、その3回戦にはビッグサーバーの
S・グロス(オーストラリア)や今大会前哨戦のシンシナティ・マスターズで予選からベスト4まで勝ち進んだ
A・ドルゴポロフ(ウクライナ)も勝ち上がってくる可能性がある。
4回戦では第16シードの
G・モンフィス(フランス)か第19シードの
JW・ツォンガ(フランス)の可能性が高い。ツォンガには今年の全仏オープン準々決勝でフルセットの激闘の末に敗れている。
さらに準々決勝では第7シードの
D・フェレール(スペイン)か第9シードで昨年覇者の
M・チリッチ(クロアチア)が勝ち上がってくると予想される。もしチリッチと対戦する場合は、昨年の決勝再現となる。
そして、ベスト4へ進出した場合、第1シードで世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する可能性が高い。
今季のグランドスラム2大会で優勝しているジョコビッチは圧倒的な強さを見せている。ジョコビッチとしても準々決勝で第8シードの
R・ナダル(スペイン)と対戦する可能性がある。
2014年ファイナリストの錦織は、昨年を超えるグランドスラム初優勝を飾ることが出来るのか。
錦織とペールの1回戦は、日本時間9月1日の0時(現地8月31日の11時)に試合が開始される予定。
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