男子テニスツアーのウィンストン・セーラム・オープン(アメリカ/ウィンストン・セーラム、ハード)は27日、シングルス準々決勝が行われ、第2シードの
K・アンダーソン(南アフリカ)が18歳で第8シードの
B・コリッチ(クロアチア)を6-2, 7-6 (7-1)のストレートで下し、大会初のベスト4進出を決めた。
両者は今回が初めての対戦となった。
この試合、アンダーソンはファーストサービスが入った時39本中34本をポイントに繋げ、安定したサービスゲームを展開。第1セットは3度のブレークチャンスから2度ブレークに成功し、第2セットではタイブレークを7-1で制してストレートで勝利をおさめた。
準決勝では
M・ジャジーリ(チュニジア)と対戦する。
現在世界ランク15位のアンダーソンは、今年のウィンブルドン4回戦で
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦し、2セットアップとリードを見せていたが、2日間に及ぶ死闘の末に敗れて自身初のグランドスラム8強入りとはならなかった。
その後は思い通りの成績を残せておらず、ワシントンDCとモントリオールは初戦敗退、先日行われたシンシナティは3回戦で
R・フェデラー(スイス)に完敗して8強入りを逃した。
昨年同大会では、3回戦で
S・クエリー(アメリカ)に敗れて準々決勝進出とはならなかったが、今回は大会初のベスト4入りを果たした。
また、同日行われたシングルス準々決勝では、予選勝ち上がりの
PH・ハーバート(フランス)が
P・カレノ=ブスタ(スペイン)を逆転で、ジャジーリが第6シードの
T・ベルッチ(ブラジル)をストレートで下して4強入りを果たしている。
第13シードの
S・ジョンソン(アメリカ)は、
ルー・イェンスン(台湾)が試合前に棄権を申し入れたため、労せず4強入りを決めた。
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