31日から開幕するテニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)の対戦表が27日に発表され、四大大会初優勝を狙う第4シードの
錦織圭(日本)と第1シードで世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)がトップハーフ(対戦表の上半分)となった。
>>全米オープン対戦表<<錦織は初戦で世界ランク41位の
B・ペール(フランス)と対戦する。両者は今回が通算3度目の対戦で、錦織は過去ペールに2連勝している。
トップハーフの下半分に位置する錦織。上位シード勢が勝ち進んだ場合、3回戦で第26シードの
T・ロブレド(スペイン)、4回戦で第16シードの
G・モンフィス(フランス)か第19シードの
JW・ツォンガ(フランス)、準々決勝で第7シードの
D・フェレール(スペイン)か第9シードで昨年覇者の
M・チリッチ(クロアチア)、準決勝ではジョコビッチと対戦する可能性の組合せ。
錦織とジョコビッチは昨年の全米オープン準決勝で対戦し、その時は錦織が勝利して四大大会初の決勝進出。決勝ではチリッチに敗れたが、日本人初となるグランドスラム準優勝の快挙を成し遂げた。
一方、2011年以来4年ぶりの全米オープン優勝を目論む王者ジョコビッチは、1回戦で
J・ソウザ(ブラジル)と対戦する。上位シード勢が勝ち進むと、準々決勝では第8シードで2010・2013年の全米チャンピオンである
R・ナダル(スペイン)との組合せとなっている。また、4回戦では今大会前哨戦のシンシナティ・マスターズで苦戦を強いられた第14シードの
D・ゴファン(ベルギー)と対戦する可能性もある。
ジョコビッチとナダルは今年の全仏オープン準々決勝で対戦し、その時はジョコビッチがストレートで勝利し、ナダルの全仏10度目の優勝と6連覇を阻止した。
また、第2シードの
R・フェデラー(スイス)、第3シードの
A・マレー(英国)、第5シードの
S・ワウリンカ(スイス)はボトムハーフ(対戦表の下半分)に入った。
中でも注目は2012年の全米チャンピオンのマレーと
N・キリオス(オーストラリア)の1回戦。
20歳のキリオスは昨年のウィンブルドンでナダルを破り、今年のマドリッド・マスターズではフェデラーに勝利する金星をあげた。しかし、今大会前哨戦のモントリオール・マスターズではワウリンカと対戦した際に侮辱する発言などで、ATP大会への出場禁止と罰金の処分が下されている。
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