男子テニスツアーのシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード)は9日、シングルス決勝が行われ、第2シードの
錦織圭(日本)が第8シードの
J・イズナー(アメリカ)に4-6, 6-4, 6-4の逆転で勝利して今季3度目の優勝、キャリア通算10勝目をあげた。表彰式では日本語でもスピーチし、日本人の観客へ感謝の念を述べた。
「この大会に沢山の日本人の方がいて本当に心強かった。これからも全米オープンに向けて頑張るので、会場に来れたら応援してください。ありがとうございました。」と錦織。
決勝戦、イズナーの強打におされる中で錦織はファーストサービスが入った時に91パーセントの高い確率でポイントを獲得。さらに身長208センチ イズナーの角度があり高く弾むサービスゲームでは5度のブレークチャンスから2度のブレークに成功し、1時間54分で優勝を決めた。
大会終了後に発表される世界ランキングでは
S・ワウリンカ(スイス)を抜いて自己最高タイの4位へ返り咲くことが確定している。
31日から開幕する全米オープンでのグランドスラム初優勝へ弾みをつけた錦織。次回は10日から開幕するロジャーズ・カップに第4シードで出場する予定。シード勢が順当に勝ち進むと、準々決勝でBIG4の一角
R・ナダル(スペイン)と対戦する組合せとなっている。錦織はマスターズ大会で初優勝を目指す。
(コメントはGAORAから抜粋)>>シティ・オープン対戦表<<>>ロジャーズ・カップ対戦表<<
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