男子テニスツアーのシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード)は9日、シングルス決勝が行われ、第2シードで世界ランク5位の
錦織圭(日本)が第8シードで同18位の
J・イズナー(アメリカ)に4-6, 6-4, 6-4の逆転で勝利して今季3度目の優勝、キャリア通算10勝目をあげた。さらに、31日から開幕する全米オープンでのグランドスラム初優勝へ弾みをつけた。
決勝戦、錦織はイズナーの強烈なサービスとフォアハンドにおされ、第1セットを落としてしまう。しかし、第2セットは第1ゲームでブレークに成功し、セットカウント1-1とする。ファイナルセットでも序盤でブレークした錦織はマッチポイントで軽やかにボレーを決めて、優勝を手にした。
試合を通してイズナーに18本のサービスエースを決められるも、錦織は5度のブレークチャンスから2度のブレークに成功。錦織のファーストサービスが入った時にポイント獲得率は91パーセントだった。試合時間は1時間54分。
表彰式のスピーチで「いい雰囲気の中でプレー出来た。素敵な1週間だった。優勝出来て嬉しいです。」と錦織。
今大会は左足の負傷で棄権したウィンブルドン以来 約1カ月ぶりの公式戦。復帰戦となった今大会について「勝てて本当に嬉しいです。また来年お会いしたいと思います。」と語った。
大会終了後に発表される世界ランキングでは
S・ワウリンカ(スイス)を抜き、自己最高タイの4位へ浮上することが確定している。
今後は10日から開幕するロジャーズ・カップに第4シードで出場する予定。シード勢が順当に勝ち進むと、準々決勝でBIG4の一角
R・ナダル(スペイン)と対戦する組合せとなっている。
(コメントはGAORAから抜粋)>>シティ・オープン対戦表<<>>ロジャーズ・カップ対戦表<<
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