男子テニスツアーのゼネラル・オープン(オーストリア/キッツビューエル、クレー)は8日、シングルス決勝が行われ、第6シードで31歳の
P・コールシュライバー(ドイツ)が予選勝ち上がりで33歳の
P・H・マチュー(フランス)とのベテラン対決を2-6, 6-2, 6-2の逆転で制し、約15カ月ぶりのタイトル獲得でツアー6勝目をあげた。
両者は今回が5度目の対戦となり、コールシュライバーはマチューとの対戦成績を4勝1敗と更にリードを広げた。
「ここで勝つことは私にとってとても特別なこと。とても満足しているよ。」とコメントしたコールシュライバーは、開催地であるキッツビューエルに住んでいる。
決勝戦、第1セットを落としてリードを許したコールシュライバーだが、第2セットではマチューに自身のサービスゲームでわずか3ポイントしか与えず、第3セットで2度ブレークに成功して逆転勝利した。
「第1セットは身体が固くなってなってしまい、短いボールを多く打ってしまった。第2セットでは早い段階でブレークに成功し、それが私のリズムを見つける手助けとなった。」と試合を振り返ったコールシュライバー。
一方、コールシュライバーに敗れて準優勝となった世界ランク109位のマチューは、約8年ぶりでツアー5勝目を狙っていた。
33歳のマチューは、最後に優勝した2007年のグシュタード大会後、左ひざの怪我に苦しんでおり、2011年はツアーを回れないほどだった。
「決勝の舞台に戻って来られたのは素晴らしいこと。ここまであまりに長すぎたからね。」と、マチューは敗れるも決勝の舞台に戻ってこられた喜びをコメントした。
(STATS - AP)
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