イタリア・テニス協会は、
D・ブラッチアリ(イタリア)と
P・スタラーチェ(イタリア)の2人を、八百長を犯したことによりプロテニス界から永久追放する決断を下したと発表した。
イタリア・テニス協会は電話やインターネットでの会話で八百長に関わったことを示すクレモナの司法当局の調査結果を受けて、独自の調査を行っていた。
彼等は共犯者として罪に問われる。
すでに2011年に逮捕されている会計士とブラッチアリとの間で、2007年に交わされた会話の中では、アメリカのロードアイランド州ニューポートの大会で故意に八百長を働くことを認めていた。
2011年にスタラーチェは、その後逮捕されることとなった賭博場のオーナーが、カサブランカ大会の決勝戦で故意に負けることを了承したと語っていた会話を聞いたと証言していた。
ブラッチアリとスタラーチェはこれまで、イタリア男子テニス界を代表して男子国別対抗戦であるデビスカップに長年出続けていた。情熱的に祖国のために戦うデビスカップ代表のイメージを傷つけられたとして、イタリア・テニス協会会長であるアンジェロ・ビナギーは2人が有罪判決を受けた場合、訴訟を起こす考えもあると語っている。
(STATS - AP)
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