男子テニスツアーのシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード)は8日、シングルス準決勝が行われ、第8シードの
J・イズナー(アメリカ)が
S・ジョンソン(アメリカ)を6-3, 3-6, 7-6 (11-9)のフルセットで破り、決勝進出を果たした。この結果、第2シードの
錦織圭(日本)は大会初優勝をかけて、長身のイズナーと決勝で対戦することが決まった。
決勝戦は日本時間10日の午前4時(現地時間9日15時)スタジアム・コート第2試合に予定されている。
両者は今年のマイアミ・マスターズで対戦しており、その時は錦織がイズナーにストレートで敗れた。
今大会は錦織にとって、左足の負傷で棄権したウィンブルドン以来 約1カ月ぶりの公式戦。初戦は世界ランク95位の
J・ダックワース(オーストラリア)、3回戦で第16シードの
L・マイェール(アルゼンチン)、準々決勝で世界最速のサービス記録保持者である
S・グロス(オーストラリア)、準決勝で第3シードの
M・チリッチ(クロアチア)に勝利し、大会初の決勝進出を決めた。
錦織は今季3勝目、キャリア通算10度目のタイトル獲得を狙う。
決勝で対戦する身長208センチのイズナーは、先日のアトランタ・オープンで3連覇を達成しており、今大会では2週連続のタイトル獲得を目論む。
また、2010年のウィンブルドンでは
N・マウー(フランス)と3日間に及ぶ戦いを制したことでも有名な選手。その時のスコアは6-4, 3-6, 6-7 (7-9), 7-6 (7-3), 70-68で、サービスエースは112本を記録した。
一方、準決勝で敗れたジョンソンは、今大会2回戦で第11シードの
B・トミック(オーストラリア)、3回戦で第6シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)、準々決勝で第15シードの
J・ソック(アメリカ)のシード勢を次々と破る快進撃でベスト4へ駒を進めていた。
今年のゲリー・ウェバー・オープンでは錦織とダブルスでペアを組んでいた。当時、錦織はペアのジョンソンについて「僕はジョンソン&ジョンソンと心の中で呼んでます。今調べたらびっくりしたんですが、同い年でした。しかも誕生日近い。」とブログに綴っている。
>>シティ・オープン対戦表<<
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