テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は10日、男子シングルス準決勝が行われ、第3シードの
A・マレー(英国)は第2シードの
R・フェデラー(スイス)に5-7, 5-7, 4-6のストレートで敗れ、全英初優勝を飾った2013年以来2年ぶりの決勝進出とはならなかった。
準決勝、20本のサービスエースと56本ものウィナーを決められ、テンポの速いフェデラーのテニスに圧倒されたマレーはお手上げ状態だった。
得意のリターンも絶好調のフェデラーには通用せず、握ったブレークチャンスはわずか1度だけ。しかし、このチャンスを活かすことが出来なかったマレーは自身のサービスゲームで3度もブレークを許してしまい、2時間7分で準決勝敗退。3度のサービスダウンは各セット終盤でのことだった。
試合中、どうすることも出来ないという表情で何度もコーチの
A・モレスモ(フランス)と
J・ビョークマン(スウェーデン)らが座る陣営席に助けを求めるも、この日のフェデラーを止めることは出来なかった。
試合後、両者ネットに近づき、マレーはフェデラーの胸を優しく3度叩いて完敗を認めた。
今回の対戦でマレーはフェデラーとの対戦成績を11勝13敗とした。
2012年のウィンブルドン決勝でもマレーはフェデラーに敗れていた。その時、準優勝に甘んじたマレーは涙を流しながら地元ファンの前で涙を流した。また、ウィンブルドンと同会場で行われた2012年のロンドンオリンピック決勝では、マレーがフェデラーにストレートで勝利している。
>>ウィンブルドン対戦表<<
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