テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は7日、男子シングルス4回戦が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第14シードの
K・アンダーソン(南アフリカ)との2日間に及ぶ死闘を6-7 (6-8), 6-7 (6-8), 6-1, 6-4, 7-5のフルセットで制し、辛くも8強入りを果たした。この結果、第2シードの
R・フェデラー(スイス)、第3シードの
A・マレー(英国)、第4シードの
S・ワウリンカ(スイス)ら男子シングルスベスト8が出揃った。
ジョコビッチとアンダーソンの4回戦は6日に行われていたが、日没のため7日へ順延していた。
【ジョコビッチ vs チリッチ】
2連覇と大会3度目の優勝を狙う世界ランク1位のジョコビッチは、準々決勝で第9シードの
M・チリッチ(クロアチア)と対戦する。過去の対戦ではジョコビッチが12勝0敗としている。
世界ランク9位のチリッチは、今大会3回戦で第17シードの
J・イズナー(アメリカ)との2日間に渡る激闘、4回戦では世界ランク105位の
D・クドラ(アメリカ)を破り、2年連続のベスト8進出。また、昨年の全米オープンでグランドスラム初優勝を飾っており、今大会では2度目となる四大大会でのタイトル獲得を狙う。
【ワウリンカ vs ガスケ】
今年の全仏オープンでグランドスラム2度目の優勝を飾り、ウィンブルドン2年連続8強入りのワウリンカは、準々決勝で第21シードの
R・ガスケ(フランス)と顔を合わせる。
両者は今回が通算3度目の対戦で、過去1勝1敗。
ガスケは2007年にベスト4へ進出しており、今回は8年ぶりの準決勝進出を目論む。
【マレー vs ポスピシル】
2012年の全米オープンでグランドスラム初優勝、2013年のウィンブルドン決勝でジョコビッチを下して四大大会2度目の優勝を果たしているマレー。準々決勝ではノーシードの
V・ポスピシル(カナダ)と激突する。
両者は今回が4度目の対戦で、過去マレーはポスピシルに3連勝している。
今大会、ポスピシルは2回戦で第30シードの
F・フォニュイーニ(イタリア)、3回戦で地元
J・ワード(英国)、4回戦では第22シードの
V・トロイキ(セルビア)に2セットダウンからの大逆転勝利をする快進撃で、グランドスラム初の準々決勝進出を果たしている。
【フェデラー vs シモン】
2012年のウィンブルドンで優勝して以降、四大大会のタイトル獲得に見放されているフェデラーは歴代最多8度目のウィンブルドン優勝を狙う。準々決勝では第12シードの
G・シモン(フランス)と対戦する。
両者は今回が通算8度目の対戦で、過去はフェデラーから見て5勝2敗。
今大会フェデラーは自身のサービスゲームを1度もブレークされておらず、好調のままベスト8へ駒を進めている。
ベスト4進出をかけた男子シングルス準々決勝4試合は、現地13時(日本時間21時)に試合が開始する予定。スケジュールは以下の通り。
【センターコート】
・第1試合 A・マレー(3) vs V・ポスピシル
・第2試合 N・ジョコビッチ(1) vs M・チリッチ(9)
【1番コート】
・第1試合 R・フェデラー(2) vs G・シモン(12)
・第2試合 S・ワウリンカ(4) vs R・ガスケ(21)
>>ウィンブルドン対戦表<<
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