テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は初日となる29日、男子シングルス1回戦が行われ、予選を勝ち抜き本戦入りを果たした
守屋宏紀(日本)は第9シードの
M・チリッチ(クロアチア)に3-6, 2-6, 6-7 (4-7)のストレートで敗れるも、格上チリッチに対して善戦を見せた。
【会場でしか買えない 全英タオル】この試合、第1セットから守屋はチリッチの強烈なサービスやストロークに押される。
第1・2セットを落とした守屋は、第3セットでも先にチリッチにブレークを許す。その後は第6ゲームのブレークチャンス時にドロップショットを織り交ぜ、最後はボレーを決めて格上のチリッチに対してこの試合初めてのブレークに成功。しかし、タイブレークでは一枚上手のチリッチを攻略することが出来なかった。
試合前のインタビューで「出来るだけ長く試合をしていたい」と言っていたことがプレーにも表れ、攻めの姿勢を崩さず粘りあるプレーでチリッチに立ち向かうも、最後はチリッチのサービスエースが決まり、守屋は1時間52分で敗れて1回戦で姿を消すこととなった。
現在24歳の守屋は、今年の全豪オープン予選3回戦で敗れて本戦入りを逃すも、
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)が怪我で欠場したため、ラッキールーザーとして本戦入り。
今回は予選を勝ち抜き、ウィンブルドン初、グランドスラムでは3度目の本戦入りとなった。しかし、四大大会では未だ1回戦を突破したことはない。
今大会の予選2回戦では、予選第4シードの
伊藤竜馬(日本)との日本人対決を接戦の末に制し、守屋が勝ち進んでいた。
一方、世界ランク9位のチリッチは昨年の全米オープン決勝で日本のエース
錦織圭(日本)に勝利し、グランドスラム初の優勝を果たしている。
過去のウィンブルドンでは、昨年のベスト8が最高成績となっている。
勝利したチリッチは、2回戦で
R・ベランキス(リトアニア)と対戦する。
〈コメントはWOWOWから抜粋〉>>ウィンブルドン対戦表<<
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