男子テニスツアーのゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ/ハーレ、芝)は21日、シングルス決勝が行われ、世界ランク45位の
A・セッピ(イタリア)は第1シードの
R・フェデラー(スイス)に6-7 (1-7), 4-6のストレートで敗れてタイトル獲得とはならなかったが、決勝戦ではフェデラーに健闘し、素晴らしい戦いを披露してくれた。
【会場でしか買えない 全英タオル】思わぬ形で決勝進出したセッピは、準々決勝では第4シードの
G・モンフィス(フランス)、準決勝では第2シードの
錦織圭(日本)が立て続けに棄権を申し入れ、不戦勝で決勝戦まで勝ち上がる幸運に見舞われていた。しかしこの日のセッピは、そんな幸運から勝ち上がったとは思えないプレーを披露していた。
「勝敗を決めるような大切な所で彼(フェデラー)は更に良いプレーをしていた。そして最終的には勝利に値するようなプレーをしていた。敗戦ながら、良い思い出を持って帰れる。」とフェデラーを称賛したセッピは、1993年にこの大会が始まって以来、イタリア人として初めて決勝の舞台に立っていた。
今年の全豪オープン3回戦では、フェデラーから初勝利をあげる番狂わせを起こしていたが、この日は敵わなかった。
一方、大会最多8度の優勝を飾った33歳のフェデラーは、オープン化以来、同一大会で8度以上の優勝を飾った史上3人目の選手となった。
R・ナダル(スペイン)が全仏オープンで9度、モンテカルロ・マスターズで8度、
G・ビラス(アルゼンチン)がブエノスアイレス大会で8度の優勝を飾っていた。
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