男子テニスツアーのAEGON選手権(イギリス/ロンドン、芝)は20日、シングルス準決勝が行われ、ノーシードで世界ランク17位の
K・アンダーソン(南アフリカ)が決勝進出を決めた。第7シードの
G・シモン(フランス)に6-3, 6-7 (6-8), 6-3のフルセットで勝利。今大会台風の目となっているアンダーソンの勢いが止まらない。
【会場でしか買えない 全英タオル】アンダーソンは、1回戦で元世界ランク1位の
L・ヒューイット(オーストラリア)、2回戦で今年の全仏オープン王者で第2シードの
S・ワウリンカ(スイス)をストレートで破る番狂わせを起こした。準々決勝では
G・ガルシア=ロペス(スペイン)にストレート勝ちをおさめ、この日もその勢いは止まらなかった。
準決勝、アンダーソンは34本ものサービスエースを叩き出し、試合を通してシモンに1度もブレークチャンスを与えない完璧なサービスゲームを展開。さらに2度のブレークに成功し、最後は203センチの長身から繰り出した34本目のサービスエースを決めて1時間52分で決勝進出を果たした。
決勝でアンダーソンは、第1シードの
A・マレー(英国)と
V・トロイキ(セルビア)の勝者と優勝を争う。
今大会は上位シード勢が早期敗退する波乱が起きており、第2シードのワウリンカ、第4シードの
M・チリッチ(クロアチア)、第5シードの
R・ナダル(スペイン)、第6シードで昨年覇者の
G・ディミトロフ(ブルガリア)、第8シード
F・ロペス(スペイン)がベスト8を前に敗れている。
そんな中、トップシードのマレーはこの日トロイキと対戦し、第1セットのゲームカウント3-3の時点で、雨により21日へ順延となった。
※選手名の横の数字はシード数、WC…主催者推薦、QF…予選勝者、LL…ラッキールーザー、PR…プロテクトランキング
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