男子テニスツアーのAEGON選手権(イギリス/ロンドン、芝)は19日、シングルス準々決勝が行われ、大会4度目の優勝を狙う第1シード
A・マレー(英国)が辛くもベスト4へ進出した。ノーシードの世界ランク48位
G・ミュラー(ルクセンブルグ)に大苦戦するも3-6, 7-6 (7-2), 6-4の逆転で勝利。番狂わせ続出の今大会、マレーも波乱巻き込まれかけたが、地元の声援を後押しに勝利を手にした。
【最高の質感 限定ウィンブルドンタオル】今大会は上位シード勢が早期敗退する波乱が起きており、第2シードで今年の全仏覇者
S・ワウリンカ(スイス)、第4シードで昨年の全米オープン王者
M・チリッチ(クロアチア)、第5シードで前週のメルセデス・カップ優勝
R・ナダル(スペイン)、第6シードで昨年覇者
G・ディミトロフ(ブルガリア)、第8シード
F・ロペス(スペイン)がベスト8を前に敗れた。そんな中、マレーは波乱の渦に巻き込まれず4強入りした。
準々決勝、第1セットを落としたのはマレー。第2セットは両者ブレークを許さない緊張感のあるサービスキープが続く中、タイブレークの末にマレーがものにし、ファイナルセットへ。
ファイナルセットではファーストサービスのポイント獲得率を92パーセントとし、ミュラーに1度もブレークチャンスを与えなかった。そして、このセットで6度のブレークチャンスから1ブレークに成功し、1時間56分で勝利した。
準決勝でマレーは、ビッグサーバー
J・イズナー(アメリカ)を7-6 (7-5), 6-3のストレートで下したノーシード
V・トロイキ(セルビア)と対戦する。世界ランク25位トロイキは前週のメルセデス・カップで準優勝しており、芝シーズンで勢いに乗っている。
一方、マレーと反対のボトムハーフ(対戦表の下半分)では、2回戦でワウリンカにストレート勝ちした
K・アンダーソン(南アフリカ)が、準々決勝では
G・ガルシア=ロペス(スペイン)を7-6 (9-7), 6-3のストレートで下し、ベスト4進出の快進撃を続けている。
アンダーソンは準決勝で、第7シード
G・シモン(フランス)と顔を合わせる。シモンは準々決勝で第3シード
M・ラオニチ(カナダ)に4-6, 6-3, 7-5の逆転で勝利しての勝ち上がり。
※選手名の横の数字はシード数、WC…主催者推薦、QF…予選勝者、LL…ラッキールーザー、PR…プロテクトランキング
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