男子テニスのツアー大会であるAEGON選手権(イギリス/ロンドン、芝)は16日、シングルス1回戦には注目の若手選手らが登場。主催者推薦で出場の19歳
T・コキナキス(オーストラリア)は
J・シャーディ(フランス)を6-7 (3-7), 6-2, 6-4のフルセットの末に下して2回戦進出を果たした。一方、20歳
N・キリオス(オーストラリア)は全仏覇者の
S・ワウリンカ(スイス)に3-6, 4-6のストレートで敗れ、初戦敗退となった。
コキナキスはこの試合、第1セットからタイブレークにもつれ込み、このセットを落とすが、その後ペースを掴んだコキナキスは、試合を通して19本ものサービスエースを決め、第2セット以降はシャーディに1度もブレークを許さずに2時間1分で勝利を手にした。
今季コキナキスは、1月に行われた全豪オープン1回戦で
E・ガルビス(ラトビア)をフルセットで下す金星をあげており、また3月のBNPパリバ・オープン男子3回戦で元世界ランク10位の
J・モナコ(アルゼンチン)をフルセットの末に下し、マスターズ初の4回戦進出を果たした。
先日の全仏オープンでは、四大大会初の3回戦進出を決めており、2回戦の
B・トミック(オーストラリア)戦では2セットダウンからの大逆転で勝利した。
また、同日に行われたキリオスとワウリンカの試合は、ワウリンカのサービスに圧倒され、キリオスは1度もブレークすることが出来なかった。試合時間はわずか49分だった。
キリオスは、昨年のウィンブルドン4回戦でナダルを破る金星をあげてグランドスラムベスト8進出を果たすと、今年の全豪オープンで四大大会2度目の8強入り、さらにマドリッド・マスターズではフェデラーを破るなど、その勢いは増すばかり。
BIG4が崩れかけている今、
錦織圭(日本)らトップ選手や、その下の世代に注目が集まる中、今大会も若手選手の活躍に期待されていたが、明暗が分かれることとなった。
>>AEGON選手権 対戦表<<
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