テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は1日、男子シングルス4回戦が行われ、地元フランスの第13シード
G・モンフィス(フランス)は第2シードの
R・フェデラー(スイス)に3-6, 6-4, 4-6, 1-6で敗れた。2日間に渡った試合であったが、モンフィスは前日から体調不良であったことを明らかにした。
31日に予定されていたこの試合は、悪天候からスケジュールが押し、モンフィスがセットカウント1-1としたところで翌日の1日に順延となっていた。
1日の試合では、フェデラーに終始主導権を握られ、モンフィスは反撃の糸口を見出すことが出来ずに敗れ、準々決勝進出とはならなかった。
フェデラーとの4回戦に勝ち上がるまでモンフィスは、1・2回戦連続でフルセットにもつれる接戦を繰り広げていた。大会序盤には風邪をひいており、鼻にティッシュを詰めながら試合に臨む場面も見られるほどだった。
モンフィスはこれまで、フェデラーとのクレーコートでの対戦で2連勝していたため、接戦が予想されていたが、体調不良もあってか本来の力を発揮出来ず、この日は終止フェデラーにリードを許していた。
試合後、モンフィスは「昨日は体調が本当に良くなかった。でも今日よりは良かった。昨夜は最悪だった。夜中はずっと何度も目が覚めてしまった。今朝は熱はなかったけど、体には怠さを感じていたんだ。なかなか起き上がれず、普段通りに動けなかった。だからより辛くなってしまった。今日は更に難しくなってしまったんだ。」と体調が悪かったことを明かした。
また、万全の体調で大会へ臨めなかった自分自身を責めていたモンフィスは、今後はより健康に注意を払って大会へ臨む事を約束していた。
「最高の選手はなかなか病気になったりはしない。怪我だってあまりしないんだ。トップ10にいる選手達の事を言っているんだ。彼等は体もしっかりフィットしている。病気にもならない。ビッグ4と言われている選手もいつも健康でいる。グランドスラムでは大会期間中の2週間を常に健康でいられるようにしているんだ。そして、それはとても大切な事なんだ。」とモンフィスは自身に言い聞かせていた。
一方勝利したフェデラーは準々決勝で、第8シードの
S・ワウリンカ(スイス)と対戦する。
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