男子テニスの国別対抗戦デビスカップ決勝(フランス/ リール、インドアクレー)、フランスとスイスの対戦が21日から23日にかけて行われる。
デビスカップは男子テニスにおいて最も大きな大会の1つで、フランスは10度目の優勝、スイスは初優勝を狙う。
先週行われたATPワールドツアー・ファイナルズの準決勝でおきた問題から和解したフェデラーと
S・ワウリンカ(スイス)にスイスの運命が頼っている。その問題とはファイナルセットの最も決定的な場面でフェデラーのファミリーボックスからプレーに支障を来すような声が発せられたとワウリンカがクレームしたことだった。
「あの時は本当に皆が騒いでいた。その時起きたことについてはもう全く問題は無いんだよ。今は楽しく練習を一緒にやっている。我々は敵じゃない。仲間なんだ。問題を大きくしてくれているのがあなた達の方だ」とフェデラーがコメントした。
21日に行われるシングルス2試合ではワウリンカと
JW・ツォンガ(フランス)、フェデラーと
G・モンフィス(フランス)が対戦した。
フェデラーとの対戦についてG・モンフィスは「いつもロジャー(フェデラー)と戦うのは楽しいし、すごくいい経験になる。今回もそうなるに違いない。というのは、ホームで2万7千人の観衆の前での決勝になるからだ。そして、私はロジャーと最後に対戦した試合(全米オープン準々決勝)をあまり考えないようにしているよ。そもそも、雰囲気とコートなどが違うし、さらに、私も全米オープンの時と比べて変わっている。それより、前向きに取り組んで行かないといけないと考えている。今回はまた新しい体験として考えている。」とコメントした。
デビスカップ決勝は22日を終えた段階でフランスは、1勝2敗と後が無くなっている。
■関連記事■ ・フェデラー 「全てを出しきる」・ワウリンカが1勝あげる・フェデラー「彼の方が勝ってた」・フェデラー モンフィスと対戦・フェデラー ワウリンカと和解
■関連動画■ ・ディミトロフが連覇に挑む・錦織が今季飛躍を遂げた理由