テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は1日、男子シングルス4回戦が行われ、第2シードの
R・フェデラー(スイス)が第13シードの
G・モンフィス(フランス)との2日間に渡る試合を6-3, 4-6, 6-4, 6-1で制し、2年ぶりに準々決勝の舞台へ戻って来た。
前日に予定されていたこの試合は、悪天候からスケジュールがおされ、第1・2セットを両者が分け合ったところで、1日へ順延となっていた。
接戦が予想された試合だったが、再開された試合はフェデラーがモンフィスを圧倒し、地元の声援を受けるモンフィスに1時間程で勝利。両者は今回で全仏オープン4回目の対戦、フェデラーが4戦全勝とした。
前日とはうってかわって晴天に恵まれた空のもと再開されたこの試合、序盤にブレークに成功したフェデラーは第3セットでゲームカウント4-1とリードすると、その後はモンフィスへ反撃の糸口を与えず、全仏オープン11度目となるベスト8進出を決めた。
「またこうして準々決勝へ進めて気分が高まっている。」と語るフェデラー。昨年は4回戦で
E・ガルビス(ラトビア)に敗れていた。
「昨年は接戦の末にフルセットで準々決勝進出を阻まれてしまった。だから、こうしてまた準々決勝の舞台へ戻って来れたのは最高。」
直近のクレーコート2試合連続でモンフィスに敗れていたフェデラー。
前日に行われた2セットでは、らしからぬネットプレーがあるなど満足いかないプレーが見られたが、この日は終止フェデラーが試合の主導権を握っていた。
「今日は昨日のようなボレーのミスをしないよう、ラリーに特別集中することを意識していたんだ。そして全てが上手くいったよ。色々なプレーをミックス出来たし、必要な時には良いサービスも決まった。それはまさしく、今日やりたいと思っていたプレーだった。」と、自身のプレーに満足していた。
フェデラーは準々決勝で、デビスカップのチームメイトでもある第8シードの
S・ワウリンカ(スイス)と対戦する。過去の対戦成績は16勝2敗とフェデラーが圧倒している。
「つまりスイス勢1人は準決勝に進むわけさ。それは前向きに考えられること。次のラウンドへ進めるように全ての障害を跳ね除けたいと思っている。」とフェデラーは、ワウリンカとの試合への気持ちをコメントしていた。
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