テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は1日、男子シングルス4回戦が行われ、地元フランスの世界21位
R・ガスケ(フランス)は第1シードで世界ランク1位
N・ジョコビッチ(セルビア)に1-6, 2-6, 3-6のストレートで敗れた。ガスケは地元の期待を一身に受けるも、王者の力には敵わず4回戦で姿を消すこととなった。試合後、ガスケは準々決勝で対戦するジョコビッチとクレー王者
R・ナダル(スペイン)のビッグマッチについて語った。
この試合、ガスケは会場を沸かすスーパープレーを見せるなど、観客を味方に果敢にプレーしていた。しかし、世界ランク1位のジョコビッチに力の差を見せられ、大会初のベスト8進出とはならなかった。
敗れたガスケであったが、準々決勝で行われるジョコビッチとナダルの試合は、多くのファン同様に観戦したいと語っていた。
全仏オープンの組み合わせ抽選が行われた5月22日、シード勢が発表された際に会場がどよめいた。ジョコビッチとナダルが順当に勝ち上がれば、準々決勝で対戦する組合せとなったからである。
ジョコビッチとナダルの準々決勝は、全世界の注目を浴びているビッグマッチ。本来であれば、決勝で行われるべき大きな一戦であるが、今回のような組み合わせとなったのは、ナダルが全仏オープン前哨戦の1つであるマドリッドオープンで、マレーに3連覇を阻まれたことにより、世界ランク7位に転落したことが影響したからだ。
出場選手も注目している一戦に、試合に敗れたガスケも「何がクレイジーかと言うと、この対戦が準々決勝で行われると言う事さ。」と心待ちにしているようだった。
ジョコビッチとナダルは過去43度対戦しており、今回で44度目の顔合わせ。全仏オープンだけでも6度対戦しており、同大会だけで見るとナダルが6戦全勝。
また、決勝だけでも2度対戦しており、その2試合は根負けしたジョコビッチが最後ダブルフォルトを犯してナダルが優勝を飾っている。
生涯グランドスラム・全仏初優勝を狙う王者ジョコビッチと、赤土を知り尽くしているナダルの大一番はどんな結末を迎えるのか期待が集まる。
【ノヴァーク・ジョコビッチ vs ラファエル・ナダル 全仏オープン対戦成績】
<2014年>
・決勝 R・ナダル 3-6, 7-5, 6-2, 6-4 N・ジョコビッチ
<2013年>
・準決勝 R・ナダル 6-4, 3-6, 6-1, 6-7 (3-7), 9-7 N・ジョコビッチ
<2012年>
・決勝 R・ナダル 6-4, 6-3, 2-6, 7-5 N・ジョコビッチ
<2008年>
・準決勝 R・ナダル 6-4, 6-2, 7-6 (7-3) N・ジョコビッチ
<2007年>
・準決勝 R・ナダル 7-5, 6-4, 6-2 N・ジョコビッチ
<2006年>
・準々決勝 R・ナダル 6-4, 6-4, 途中棄権 N・ジョコビッチ
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