テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は28日、女子シングルス2回戦が行われ、第1シードの
S・ウィリアムズ(アメリカ)が
AL・フリードサム(ドイツ)を5-7, 6-3, 6-3の逆転で下し、3回戦進出を決めた。
この試合、第1セットで11本のウィナーを決めたセリーナだったが、21本の凡ミスを犯した。第11ゲームでブレークを許してしまったセリーナは、最後バックハンドのミスでこのセットを落としてしまう。
第2セットでは、ファーストサービスの確率を第1セットの54パーセントから、 68パーセントに上げたセリーナが、ネットプレーでも圧倒し、2度のブレークチャンスをすべてものにして第2セットを奪い返す。
勝敗のかかる第3セット、第7ゲームで前に出てきたフリードサムの横を抜くショットを決めて大きく叫んだセリーナは、第9ゲームでロングラリーを制し、最後フォアハンドのウィナーを決めた瞬間、再び叫んで勝利した喜びを露わにした。
3回戦でセリーナは、元女王で第27シードの
V・アザレンカ(ベラルーシ)と対戦する。
セリーナとアザレンカは過去に18度対戦しており、対戦成績はセリーナから見て15勝3敗と大きく勝ち越している。
両者は過去のグランドスラムでは、全豪オープン、ウィンブルドン、全米オープンと3大会で対戦したことがあるが、ここ全仏オープンでは対戦したことがなく、今回が19度目の対戦にして初めてのこととなる。
対戦成績はセリーナが大きく勝ち越しているものの、直近の対戦となったムチュア・マドリッド・オープン女子ではセリーナが勝利したが、7-6 (7-5), 3-6, 7-6 (7-1)の大接戦を強いられている。
セリーナは過去の全仏オープンで、2002・2013年の2度優勝を果たしているが、昨年は2回戦で
G・ムグルサ(スペイン)に敗れて早期敗退を喫していた。今大会は2年ぶり3度目のタイトル獲得を狙う。
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