女子テニスツアーのWTAプレミア大会であるムチュア・マドリッド・オープン女子(スペイン/マドリッド、レッドクレー、賞金総額4,185,405ユーロ/優勝賞金799,450ユーロ)は8日、シングルス準決勝が行われ、第1シードの
S・ウィリアムズ(アメリカ)が第4シードの
P・クヴィトバ(チェコ共和国)に2-6, 3-6のストレートで敗れ、決勝進出を逃した。
両者は今回が6度目の対戦となり、セリーナとクヴィトバの対戦成績は5勝1敗と初めてクヴィトバに1勝を許した。
この試合、第1セットでセリーナはクヴィトバに逆をつくショット、リターンエースを決められてブレークを許し、最後はセリーナのストロークがアウトして第1セットを落とす。
第2セット、その後もセリーナはミスを連発し、思い通りのプレーが出来ず、最後はバックハンドがネットにかかり1時間13分で敗れることとなった。
セリーナは過去同大会で2012年と2013年に2連覇を達成。2012年は
V・アザレンカ(ベラルーシ)、2013年は
M・シャラポワ(ロシア)に勝利しての優勝となっていた。しかし、3連覇を狙っていた昨年は、準々決勝を前に左太ももの負傷により棄権を申し入れていた。
また、今シーズンは全豪オープンとマイアミ・オープンで2勝している。出場した大会で唯一優勝していないBNPパリバ・オープンでは、準決勝前に膝の怪我を理由に棄権していたが、今季の対戦成績は20勝0敗となっていた。だが、今回はクヴィトバに敗れて今季初めて敗戦を喫した。
セリーナに勝利したクヴィトバは、決勝で元世界ランク2位で昨年覇者のシャラポワを破った
S・クズネツォワ(ロシア)と対戦する。
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