テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は28日、男子シングルス2回戦が行われ、第6シードの
R・ナダル(スペイン)が
N・アルマグロ(スペイン)を6-4, 6-3, 6-1のストレートで下し、今季の不調を払拭するプレーで順当に3回戦進出を決めた。
大のサッカーファンであるナダルは、試合後に行われた記者会見で国際サッカー連盟であるFIFAに根強くまん延していた汚職を一掃する動きがある事を受けて、それは素晴らしいニュースだと自身の気持ちを語った。
「スポーツの世界で、それはサッカーの世界でもテニスの世界でも、もちろん政治の世界でも、正しい方向で仕事が出来る公正な人間が本当に必要なんだ。」とナダル。
「他の人に対して正直でいられない人がいたら、その職にいてはいけない。それがFIFAの人達に起きているのなら、そんな人達を排除する流れは正しく素晴らしいニュースさ。」と、気持ちを語っていた。
ナダルの叔父であるミゲル・アンヘル・ナダルはFCバルセロナで活躍したサッカー選手で、元スペイン代表選手でもあり、ナダル自身もプライベートでサッカーを楽しむ事がしばし見られている。
そんなナダルはこの日の試合を振り返り「ここまでファアハンドはかなり調子が良い。もちろんバックハンドもね。そしてフットワークも大分良くなっている。」と、自身のプレーが改善されている事を明かしていた。
ナダルは3回戦で
J・メルツァー(オーストリア)を6-1, 5-7, 7-6 (7-0), 7-5で退けた
A・クズネツォフ(ロシア)と対戦する。
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