テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は26日、男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク37位の
J・ソック(アメリカ)がシードダウンを演出した。第10シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)に7-6 (9-7), 6-2, 6-3のストレートで勝利、3年連続の2回戦進出を決めた。
この試合、ソックは強烈なサービスとフォアハンドを武器にディミトロフを攻め立て、ウィナーの数は30を記録。ファーストサービスが入った時には81パーセントの高い確率でポイントを獲得した。マッチポイントでは、ソックが最も得意とするフォアハンドの逆クロスでのウィナーを決めてディミトロフを撃破。
今回の対戦でソックはディミトロフとの対戦成績を1勝1敗とした。
2回戦でソックは、
V・エストレージャ=ブルゴス(ドミニカ共和国)に勝利した
P・カレノ=ブスタ(スペイン)と対戦する。
22歳のソックは、2011年の全米オープン ミックスダブルスで優勝。
昨年のウィンブルドン ダブルスでは
V・ポスピシル(カナダ)とペアを組み、決勝でダブルス最強の
B・ブライアン(アメリカ)/
M・ブライアン(アメリカ)組を大接戦の末に下し、タイトルを獲得した。
今年は、米男子クレーコート選手権で先輩の
S・クエリー(アメリカ)を決勝で下し、ツアー初優勝を飾った。
一方、敗れたディミトロフは全仏オープン2年連続の初戦敗退となった。昨年はビッグサーバー
I・カルロビッチ(クロアチア)に敗れている。
この日は第1セットでリードするも、タイブレークを落としてから一気に失速し、その後もソックの勢いを止める事が出来なかった。
24歳ディミトロフの世界ランキング自己最高位は、昨年8月に記録した8位。これまでツアー4勝をマークしており、片手のバックハンドが特徴。以前までは
R・フェデラー(スイス)とフォームが似ている事から「ベビー・フェデラー」と呼ばれる事もあった。
またディミトロフはプライベートで
M・シャラポワ(ロシア)と交際している。
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