テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は25日、男子シングルス1回戦が行われ、第29シードの
N・キリオス(オーストラリア)が
D・イストミン(ウズベキスタン)を6-3, 6-4, 6-3のストレートで下し、2年ぶりの初戦突破を果たした。この試合でキリオスにハプニングが起きた。
>>全仏オープン関連商品はコチラ<<試合を通してファーストサービスが入った時に79パーセントの確率でポイントを獲得したキリオスは、イストミンのサービスゲームで6度のブレークに成功。さらに持ち味である強烈なフォアハンドとサービスでイストミンを圧倒し、2回戦へ駒を進めた。
しかし、キリオスは鼻血が出るハプニングに見舞われ、試合中、鼻に詰め物をしながらのプレーを余儀なくされた。
現在、自己最高の世界ランク30位キリオスは2回戦で、
K・エドモンド(英国)と
S・ロバート(フランス)の勝者と対戦する。
20歳のキリオスは、昨年のウィンブルドン4回戦で
R・ナダル(スペイン)を破る金星をあげてベスト8進出。
今年は全豪オープンでグランドスラム2度目の8強入り。クレーシーズンに入ると、エストリル・オープン男子でツアー初の決勝進出、さらにマドリッド・マスターズでは
R・フェデラー(スイス)を大接戦の末に破った。
また、今大会前に出場したニース・オープンでは2回戦で右肘の負傷により棄権を申し入れていたため、全仏オープン出場へ黄信号が点滅していた。
2013年の全仏オープンに初出場したキリオスは、1回戦で
R・シュティエパネック(チェコ共和国)に勝利、2回戦では
M・チリッチ(クロアチア)に敗れた。昨年は
M・ラオニチ(カナダ)にストレートで敗れている。
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