テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は24日、男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク90位の
添田豪(日本)は第22シードの
P・コールシュライバー(ドイツ)に1-6, 0-6, 2-6の完敗で、大会初勝利をあげる事は出来なかった。
この試合の添田豪、フォアハンド・バックハンド共に強力なコールシュライバーのストロークに押され試合の主導権を完全に握られてしまい、凡ミスなどを犯してしまった。第3セットでは徐々に本来の力を取り戻してきた添田豪だったが、最後はドロップショットを決められ、初戦敗退となった。
第3セットの5ゲームで、添田豪は第1セットの第6ゲーム以来となるサービスキープに成功。その瞬間、観客から拍手が起き、添田豪は手を上げて応援に応える場面もあった。
現在30歳の添田豪は、2012年の7月に自己最高ランクの47位を記録。また、ロンドン・オリンピックでは
錦織圭(日本)とのダブルスで
R・フェデラー(スイス)/
S・ワウリンカ(スイス)組から第1セットを先取する健闘した。
今年は全豪オープンで2回戦進出、下部大会であるルコック・ソウル・オープンで今季初優勝を飾っている。
その他の日本勢では男子で第5シードの錦織、
伊藤竜馬(日本)、
西岡良仁(日本)、
ダニエル太郎(日本)が本戦入り。女子は
奈良くるみ(日本)、
土居美咲(日本)が本戦ストレートインしている。
勝利したコールシュライバーは2回戦で、
A・ラモス=ヴィノラス(スペイン)と
P・アンドゥハル(スペイン)の勝者と対戦する。
シングルバックハンドが特徴の31歳コールシュライバーは、これまでツアー5勝しており、今年のBMWオープンでは大接戦の末
A・マレー(英国)に敗れるも準優勝。これまでの世界ランキングでは2012年の16位が自己最高、ツアー5勝を飾っている。
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