女子テニスツアーのWTAプレミア大会であるBNLイタリア国際女子(イタリア/ローマ、レッドクレー、賞金総額2,183,600ユーロ/優勝賞金400,250ユーロ)は17日、女子シングルス決勝が行われ、第3シードの
M・シャラポワ(ロシア)が第10シードの
C・スアレス・ナバロ(スペイン)に4-6, 7-5, 6-1の逆転で勝利し、3年ぶりの優勝、今季2度目のタイトルを獲得した。また、キャリア通算では35勝目となった。
両者は5度目の対戦となり、今回シャラポワが勝利したことによってスアレス・ナバロとの対戦成績を4勝1敗とした。
この試合第1セット、両者サービスキープが続く静かな立ち上がり。シャラポワは第4ゲームで大きなブレークチャンスを掴むもものにできず、第5ゲームでスアレス・ナバロにブレークを許してしまう。
第9ゲームはデュースが続く中、シャラポワは何とかサービスキープに成功するも、続く第10ゲームはスアレス・ナバロのサービスキープで第1セットを落としてしまう。このセット、スアレス・ナバロが10本の凡ミスに対して、シャラポワは18本もの凡ミスを犯していた。
第2セット、シャラポワは第4ゲームでスアレス・ナバロのサービスゲームでこの試合初のブレークに成功するも、続く第5ゲームでブレークバックを許す。シャラポワは先にリードする場面が多く見られるも取り切ることが出来ずにいたが、第8ゲームで大きなブレークに成功。しかし、またもスアレス・ナバロにブレークバックされてしまう。
その後、シャラポワはミスを犯すスアレス・ナバロの隙をついて第11・12ゲームの2ゲーム連取に成功し、第2セットをとる。
勝敗は分かれる第3セットで、ペースを取り戻したシャラポワは、第2ゲームから6ゲーム先取で一気にスアレス・ナバロを畳み掛け、2時間35分で優勝を決めた。
シャラポワは過去の同大会で2011・2012年の2度優勝を果たしており、3年ぶり3度目の優勝となった。
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