女子テニスツアーのWTAプレミア大会であるBNLイタリア国際女子(イタリア/ローマ、レッドクレー、賞金総額2,183,600ユーロ/優勝賞金400,250ユーロ)は16日、女子シングルス準決勝が行われ、第2シードの
S・ハレプ(ルーマニア)が第10シードの
C・スアレス・ナバロ(スペイン)に6-2, 3-6, 5-7のフルセットの末に敗れ、決勝進出を逃した。世界ランク2位のハレプは、この試合でラケットを折る場面があった。
この試合、ハレプは第1セットでスアレス・ナバロに1度のブレークを許すも、3度のブレークに成功して第1セットを先取。
しかし、第2セットからはファーストサービスを86パーセントと高い確率で入れるも、32本中15本しかポイントに繋げられなかったことが影響し、スアレス・ナバロに攻め込まれ、3度のブレークを許して第2セットを落としてしまう。
このセットの第6ゲーム、果敢にネットプレーで攻めてきたスアレス・ナバロにボレーで決められた際、ハレプは怒りのあまりラケットを折ってしまった。
勝敗が決まるファイナルセット、世界ランク2位の意地を見せるハレプと大会初の決勝進出がかかるスアレス・ナバロは両者一歩も譲らない接戦が繰り広げられるが、最後はスアレス・ナバロに押し切られ、ハレプは2時間29分の接戦を制することが出来ず、準決勝で敗れた。
ハレプとスアレス・ナバロは通算10度目の対戦で、今回ハレプが敗れたことで対戦成績は5勝5敗となった。
一方今大会初、今季3度目の決勝進出を果たしたスアレス・ナバロは、決勝で第3シードの
M・シャラポワ(ロシア)と優勝を争う。
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