女子テニスツアーのポルシェ・テニス・グランプリ(ドイツ/シュトゥットガルド、クレー、賞金総額731,000ドル/優勝賞金100,000ユーロ)は24日、シングルス準々決勝が行われ、第2シードの
S・ハレプ(ルーマニア)が
S・エラーニ(イタリア)を6-4, 6-4のストレートで下し、準決勝進出を決めたと同時に、大会後に発表される世界ランキングでは
M・シャラポワ(ロシア)を抜いて世界ランク2位に返り咲くこととなった。
両者は今回が3度目の対戦となり、ハレプはエラーニとの対戦成績を2勝1敗とした。
この試合、ハレプはファーストサービスの調子は良かったものの、ポイント獲得率は39パーセントと低かった。しかし、エラーニのサービスゲームを9度ブレークに成功し、1時間21分で勝利を決めた。
準決勝でハレプは、第4シードの
C・ウォズニアキ(デンマーク)と対戦する。
世界ランク3位のハレプは昨年、同大会に初出場しており、その時は初戦となった2回戦で
S・クズネツォワ(ロシア)に敗れて初戦敗退を喫していた。
今シーズンは、2月に行われたドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権女子で今季2勝目をあげ、その後のBNPパリバ・オープン女子でも優勝、翌週のマイアミ・オープン女子では
S・ウィリアムズ(アメリカ)に敗れるもベスト4進出と好成績を残している。
今回は、第1シードで4連覇を狙っていたシャラポワが初戦敗退となり、大会後に発表される世界ランキングでは昨年のポイントを大きく失い、ハレプが今大会で順当に勝ち上がりポイントを重ねたため、シャラポワを抜いて2位に返り咲くこととなった。
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