男子テニスツアーのATPワールド・ツアー500大会であるバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、クレー、賞金総額2,265,235ユーロ/優勝賞金457,550ユーロ)は24日、シングルス準々決勝が行われ、3回戦で
R・ナダル(スペイン)に勝利した第13シードの
F・フォニュイーニ(イタリア)が世界ランク66位の
P・アンドゥハル(スペイン)に1-6, 3-6のストレートで敗れ、準決勝進出とはならなかった。
両者は今回が4度目の対戦となり、今回フォニュイーニが初めて敗れ、対戦成績を3勝1敗とした。
第1セットからフォニュイーニはミスが目立ち、振り返ると19本ものミスをしていた。また、フォニュイーニはアンドゥハルがファーストサービスを入った時1ポイントも取ることができず、リターンゲームでわずか4ポイントしか取ることができなかった。
続く第2セット、両者サービスキープするも、第4ゲームでフォニュイーニはアンドゥハルにブレークされるが、次の第5ゲームでブレークバックに成功。第6ゲームでサービスキープし追いつくが、そこからアンドゥハルに3ゲーム連取され、最後はフォニュイーニのフォアハンドがベースラインを割り1時間5分で敗れ、準々決勝で姿を消すこととなった。
試合通じてアンドゥハルは19度に対し、フォニュイーニは33度のエラーを犯し、ナダルとの対戦時のような精細さは欠けていた。
同ランク30位のフォニュイーニは今大会3回戦でクレー王者であるナダルをストレートで破り波乱を巻き起こし、今年の2月に行われたリオ・オープン男子準決勝に続き2連勝している。
《ナダルvsフォニュイーニ バルセロナ・オープン3回戦》《ナダルvsフォニュイーニ リオ・オープン準決勝》フォニュイーニの活躍に期待が集まっていたが、ナダルと同胞のアンドゥハルに敗れる結果となった。
また、フォニュイーニの応援に女子テニスで世界ランク26位の
F・ペネッタ(イタリア)が観戦に来ていた。
一方勝利したアンドゥハルは今季初のベスト4進出を果たした。
アンドゥハルは準決勝で第12シードの
P・コールシュライバー(ドイツ)を6-3, 7-6 (7-5)で下した第3シードの
D・フェレール(スペイン)と対戦する。
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