女子テニスのBNPパリバ・オープン女子(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、賞金総額5,381,235ドル、優勝賞金900,400ドル)は22日、シングルス決勝が行われ、第3シードの
S・ハレプ(ルーマニア)が第18シードの
J・ヤンコビッチ(セルビア)を2-6, 7-5, 6-4の逆転で下し、大会初優勝を果たした。
ハレプのサービスで始まったこの試合、第1セット第1ゲームでいきなりブレークを許す。ハレプは1度ブレークに成功するも3度のブレークを許し落とす。
第2セットもヤンコビッチに先にブレークを許すが第10ゲーム、ストローク戦の末にヤンコビッチがバックハンドをネットにかけハレプが追いつく。このゲームから3ゲーム連取しハレプが第2セットを取る。
ファイナルセット、ハレプは1-2と1ブレークダウンから追い上げ5-3とするも第9ゲームでこのセット3度目のブレークを許す。しかし第10ゲームをラブゲームでブレークし4度目のブレークに成功。ブレーク合戦を制しハレプが2時間37分の激闘を制し優勝した。
ハレプは今大会の優勝でプレミア・マンダトリー大会(BNPパリバ・オープン、マイアミ・オープン、ムチュア・マドリッド・オープン、チャイナ・オープンの4大会、グランドスラムに次ぐグレードの大会で、プレミア大会にはプレミア・マンダトリー、プレミア5、プレミアの3つのグレードに分かれている)初優勝を果たした。
ハレプは今年に入り、開幕戦のシンセン・オープン、2月に行われたドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権に続き3勝目を上げ、キャリア11勝目をあげた。
惜しくも敗れた2008年に世界ランク1位を記録した元女王のヤンコビッチは昨年の全米オープン以降は2回戦より上に勝ち進むことなく、昨年4月に行われたクラロ・オープン・コルサニタス以来の決勝進出を決めたが、BNPパリバ・オープン5年ぶり優勝は逃した。
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