男子テニスツアーの下部大会である三菱電機・早稲田大学フューチャーズ国際テニストーナメント(東京/東伏見、ハード、賞金総額1万ドル)は22日にシングルス決勝が行われ、第1シードの
仁木拓人(日本)(三菱電機)が主催者推薦で出場の
今井慎太郎(日本)(早稲田大学)を6-7 (4-7), 6-4, 6-2の逆転で下し、亜細亜大学国際オープンに続き2週連続優勝を果たした。
仁木のサービスで始まったこの試合、序盤は両者サービスキープが続く。終盤第11ゲームで先にブレークしたのは今井だったが、直後に仁木がブレークバックに成功しタイブレークへ。
タイブレークで先にミニブレークに成功したのは仁木だが今井に追いつかれ、最後は仁木がストローク戦を落とし4-7で先取される。
第2セット第1ゲーム、デュースの場面から今井のダブルフォルトでブレークチャンスが訪れるが、ここは今井がボレーを決めデュース。仁木はここから2ポイント連取し先にブレークに成功。
第2ゲームを最後サービスを決めキープし2-0とリードするが、中盤第6ゲームで今井にポイント先行を許しこのゲーム2度目のチャンスでブレークバックされ追いつかれる。
仁木はこのあたりで右足付け根辺りを伸ばすようなしぐさを見せるが試合を続けた。
第7ゲーム、今井のボレーミスから仁木はポイント先行し0-40とチャンスが訪れるとデュースまで追いつかれるが、その後の2ポイントを取り2度目のブレークに成功する。
第9ゲームでブレークバックのピンチをしのいだ仁木は第10ゲームをラブゲームキープし第2セットを取る。
今井のサービスで始まるファイナルセット第1ゲーム、今井の2連続フォアハンドのミスで仁木はポイント先行するが、フォアがようやく決まり出しエースなど決められ今井がキープし流れに乗るかと思われたが、仁木も負けじとファーストサービスを連続で決めラブゲームキープする。
第3ゲーム、今井はウィナーを狙い強引にフォアハンドの強打を放つがミスが続く。ここをすかさず仁木がブレークすると流れは仁木に傾き、5-1と今井を突き放す。
第7ゲーム、仁木は2度のセットポイントを握るが、エースなどを決めなんとか今井がキープする。
第8ゲーム、仁木のサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップでは最後ストローク戦を制し仁木が2週連続優勝を果たした。
この対戦は先週行われた亜細亜大学国際オープン1回戦と同じ対戦で、今井は今回も逆転で敗れる形となった。
《今井 vs 仁木 亜細亜大学国際オープン1回戦》また今井は同大会で河野優平(早稲田大学)と組みダブルスに主催者推薦として出場し決勝進出。惜しくも第2シードの
井藤祐一(日本)(ライフ・エヌ・ピー)/ C・イー(台湾)組に敗れ、単複共に準優勝となった。
《早稲田大学フューチャーズ ダブルス決勝》ファイナルセット第7ゲームでキープし粘りを見せた今井は敗戦の悔しさからか試合を終え、涙をみせる場面もあった。
仁木は表彰の際、スピーチで山梨学院大学、筑波大学と4週連続優勝を狙うと意気込みを語った。
この日行われた試合結果は以下の通り。
【シングルス決勝】
○仁木拓人(三菱電機)(1) vs
●今井慎太郎(WC) 6-7 (4-7), 6-4, 6-2
健闘した今井慎太郎
2週連続優勝の仁木拓人
勝利した瞬間の仁木
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